ゴーヤ カーテンにならない

ゴーヤの育て方.com

ゴーヤ カーテンにならない

読了までの目安時間:約 9分

 

スポンサードリンク


ゴーヤのカーテン

 

 

ゴーヤを使った緑のカーテンにチャレンジしてみたけれど、
思っていたよりもすかすかに育てってしまい、
あまりカーテン状にならなかった、という話をよく聞きます。

 

ゴーヤは生育旺盛で丈夫なので、緑のカーテンにぴったりの植物です。
ポイントを押さえた方法で育てることで、
密に茂った緑のカーテンに仕立てることができます。

 

 

[ゴーヤ カーテンにならない]

 

 

■キレイに誘引する方法

 

ゴーヤを育てて緑にカーテンに仕立てようと頑張ったものの、
隙間があいていてキレイに誘引もできなかった、ということがありますね。

 

ゴーヤは育てやすい植物ですが、
緑のカーテンとして仕立てるのであれば、少し工夫が必要となります。

 

・こまめに誘引する
ゴーヤは気温の上昇とともに、ぐんぐんつるを伸ばしていきます。
つるが伸びていく時に、巻きづるが発生し、
この巻きづるがネットなどに巻き付くことで、
つるがネットに沿って育つようになります。

 

ところが、この巻きづるを自然に任せたままにしておくと、
予想通りに巻きつかず、つるが思う方向に伸びていかない場合があります。

 

キレイなカーテンを作るためには、つるを思っている場所に誘引し、
葉を茂らせることで空間を埋める必要があります。

 

ゴーヤの生育スピードがピークになると、想像以上に早くつるが伸びていきます。
あっという間にあっちこっちにつるが自由に伸びてしまい、
カーテンとしては使えない隙間が生まれてしまいます。

 

ゴーヤのつるを思うように誘引するためには、
こまめにつるを伸ばしたい方向に誘引する必要があります。

 

巻きづるだけを伸ばしたい場所にひっかけても、風ではずれることがあるので、
紐やビニタイなどで、つるを伸ばしたい方向に留めて誘引するのがポイントです。

 

 

1本仕立てにせず、本葉5~6枚で摘心すると葉が茂り実もなりやすいです

 

 

・摘心する
ゴーヤの苗を植え付けた時に、
まっすぐ伸びている1本のつるは、親づると呼ばれているつるです。

 

このつるだけをそのまま伸ばしても、つるは1本しかありません。
ゴーヤはわき芽を発生させ、育てることで、隙間を埋めることができます。

 

親づるをそのまま伸ばしていても、わき芽が伸びてくることがありますが、
より良い状態のわき芽を発生させるために、摘心という作業が必要になります。

 

親づるを本葉5~6枚で摘心することで、強いわき芽が発生します。
この親づるから発生したわき芽は、子づると呼ばれ、
つるを伸ばしてどんどん伸びていきます。

 

1本の親づるから複数のわき芽(子づる)が出ると、つるの本数が増えます。
つるの本数が増えることで、隙間ができにくくなります。

 

さらにこの子づるを摘心することで、子づるからもわき芽が発生します。
子づるから発生したわき芽は孫づるとなります。

 

摘心で、子づるのみを育てるよりもさらにつるの本数を増やせるので、
1株でできるだけ広い範囲をカバーしたい時に有効な手段となります。

 

ただし、つるの本数を増やせば増やすほど、根の量も増えていきます。
孫づるまで発生させるのであれば、大型の深いプランターに1株にするか、
地植えの状態で育てるようにします。

 

子づるを摘心させずに伸ばして育てる場合は、
深型のプランターに2株育てることで、範囲をカバーすることも可能です。

 

 

標準プランターに1苗だと、根が張れるのでこのくらい茂ります

 

 

・十分な生育スペースを確保する
広い範囲のカーテンに仕立てるために、ゴーヤの株数を増やそうと、
プランターに3株も4株もゴーヤを植え付けるのは、良くありません。

 

ゴーヤは生育旺盛で、つるを長く伸ばすため、根の生育範囲がとても広くなります。
小さな鉢やプランターに、無理にたくさんのゴーヤを植え付けても、
それぞれの苗の根が競合し、結果として思うように育たなくなります。

 

特に容器栽培でゴーヤを育てる時は、
大きい深型のプランターを使うのがお勧めです。

 

株間はプランター栽培でも30cm~40cmほど必要となるため、
60cmの長さのプランターであれば、1~2株が限度となります。

 

・誘引場所から少し離す
窓や壁面など、緑のカーテンを作って覆いたい場所から、
実際にゴーヤを育てる場所を、少し離しておくのがポイントです。

 

ゴーヤは栽培初期は小さい苗なので、ネットに近い場所で育てたくなりますが、
あまり近い場所で育てると、下の方がスカスカになることがあります。

 

ゴーヤは丈夫な植物ですが、株元に近い葉に泥跳ねを受けることで、
病気にかかることがあります。

 

そのため、ある程度成長してきた時に、摘葉することがあります。
さらに、水切れや肥料切れ、日照不足などが原因で、
株元に近い部分の葉が枯れてしまうことがあります。

 

こうなると、株元付近の葉がなくなるため、スカスカになってしまいます。
誘引する場所から少し離して育てることで、
株元から誘引開始場所までに距離ができます。

 

そのため、もし株元の葉がなくなってしまっても、
スカスカの状態になりにくくなります。

 

 

アサガオなどほかの植物で隙間を埋めるのも良いです

 

 

■隙間を埋める方法

 

すでに隙間がたくさんある場合は、隙間なく誘引する方法を試す前に、
他のつる性植物を育てることで、隙間を埋めることができます。

 

ゴーヤとゴーヤの株間などに、鉢植えにしたアサガオなどを置いて育てます。
アサガオなどのつる性の植物であれば、
ゴーヤと同様に誘引しながら育てられるので、隙間を埋めやすくなります。
また、ゴーヤと違い美しい花を咲かせるため、見る楽しみがさらに増えます。

 

「隙間」といっても、その間隔や広さは人それぞれです。
ほんのちょっと隙間があいて光が漏れているだけでも気になるということもあれば、

 

10cm以上も隙間があき、カーテンの効果が感じられないこともあるでしょう。

 

大きな隙間ができている場合は、他のつる性植物を育てることで、
隙間を減らすのがお勧めです。

 

ただ、ちょっとした隙間であれば、そのままの方が良いこともあります。
ほんの少しの隙間でさえ埋めてしまうと、今度は風通しが悪くなってしまい、
急激にゴーヤやほかの植物が枯れこむことがあります。

 

また、適度な隙間をあけておくことで、柔らかい光が入って、
部屋が暗くなるのを防げますし、見通しが悪くなりすぎることも防げます。



スポンサードリンク

 

タグ : 

ゴーヤ栽培 Q&A    コメント:0

コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

トラックバックURL: 

人気の記事