ゴーヤ 摘心・剪定の仕方は?
夏に散歩をしていると、ゴーヤを剪定せずに、
ネットに絡ませているのを目撃します。
もったいないことです!!!
ゴーヤをじょうずに剪定・摘芯(ピンチ、芯止め)すると、
より多くの大きなゴーヤの実の収穫を期待できます。
さらに、実を採ることより、
「緑のカーテン」として葉を厚く茂らせたい場合には、
葉をたくさん茂らせるための剪定、摘芯方法があります。
[ゴーヤ 摘心・剪定の仕方は?]
■ゴーヤ 剪定の仕方は?
1.ゴーヤを剪定・摘芯する理由
ゴーヤはつるを大きく広げながら育っていきます。
まず、親づるが伸びていきますが、
芯止めといわれる摘芯を行わないと、脇芽が伸びて来ません。
ゴーヤの脇芽を子づる、子づるの脇芽を孫づると呼びます。
ゴーヤの花には雄花と雌花がありますが、
雌花は子づるに多くできる習性があります。
実をたくさん収穫するためには、子づるを伸ばす必要があります。
また、実を収穫するためには、真夏の高温期までにしっかりと成長し、
葉がたくさん茂っている状態にすることが大切です。
緑のカーテンを仕立てるためにも、摘芯は欠かせません。
子づるを生長させ、さらに摘芯して孫つるを伸ばすことによって、
ネットに密に葉が茂った美しいカーテンが出来上がります。
ゴーヤを多く実らせる剪定・摘芯
2.多くの実を収穫したいときの剪定・摘芯の仕方は?
実の収穫を優先したいときは、
1回目の摘芯は本葉が4~5枚ほど生えて来た時に行います。
つるの先を、はさみで切り落とします。
子つるは上の方が生長に勢いがあります。
そのため、上から3本の子づるを残し、
下の方の子づるは摘み取ってしまいます。
生長し、ネットからつるがはみ出してきたら、
はみ出したつるは切り落とします。
実が成り始めたら、収穫したつるとその下のつるを切り落とします。
こうすることにより、日当たりが良くなって脇芽の生長が早くなり、
新たに雌花が咲きやすくなります。
*購入した苗は、植え付け後1週間ほどして、活着後に摘芯します。
植え付けると同時に摘芯すると、株がダメージを受け、
その後の生長が鈍ったり枯れることもあるので注意しましょう。
実際の苗で見るとこのようになります
もったいない気がしますが、この摘芯=ピンチで収穫が増えます!
3.ゴーヤを茂らせる剪定・摘芯の仕方は?
実の収穫よりも、緑のカーテンの役目を重視して、
厚く茂らせるには、つるの生長を最優先させます。
そのため、1回目の摘芯は、
収穫が目的の栽培よりは少し遅く行います。
本葉が8枚ほどになった時に、1回目の摘芯を行います。
はさみで葉先を切り落とすだけで良いでしょう。
つるを誘引しながら育てていきますが、
草丈が1mくらいになるまでは、
実が成らないように雌花を切り取ります。
やがてネットの端からつるがはみ出してきますが、
はみ出したつるは切り取ってしまいます。
すると、孫つるが伸びてきて、子つるの間を埋め、
葉がどんどん茂って密になって緑のカーテンに相応しくなります。
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