緑のカーテン デメリット
緑のカーテン
緑のカーテンは、夏の強い日差しを遮ってくれる上に、
植物の葉から蒸散される水分による気化熱もあるため、
緑のカーテンがない状態と比べるととても涼しい環境を作れます。
窓や壁を覆うことで、室内の温度上昇を和らげることができるので、
エアコンの稼働率を下げることができるとして、
節電の観点からもエコの観点からも人気が高まっています。
また、見通しが良すぎる場所に緑のカーテンを作ることで、
目隠しとしても利用することができます。
メリットがたくさんある緑のカーテンですが、
デメリットは何もないのでしょうか。
緑色のカーテン 風水
緑色のカーテン 風水
カーテンは窓という広い面を覆うため、
どのようなカーテンを選ぶかによって、部屋の雰囲気はかなり違ってきます。
カーテンの色や柄はとても豊富で、無限にあるのではと思うほどです。
様々な色や柄のカーテンがずらりと並んだ売り場を見ていると、
これにしようと決めていたはずなのに、いろいろと目移りすることも。
そんなカーテンの中で、緑色のカーテンというのは、
風水ではどのような意味があるのでしょうか。
緑のカーテン 効果
ゴーヤの緑のカーテンがあるカフェ
緑のカーテンは、文字通り植物の葉を窓やベランダ、壁面に、
沿って這わせることで日陰を作り、自然のカーテンを作る方法です。
日本では数年前からゴーヤのカーテンが流行しはじめたのですが、
実際にはどのような効果が得られるのでしょうか。
ゴーヤ 緑のカーテン
ゴーヤの緑のカーテンの素晴らしいところは、
狭いスペースでも、プランター栽培でも、
厚く茂りりっぱで強力な緑のカーテンができることです。
■ゴーヤ 緑のカーテン
・緑のカーテンのパワー
緑のカーテンを作ると、茂ったゴーヤの蒸散作用によって、
直射日光による熱を80%カットすることができます。
ベランダを緑のカーテンで覆うと、
ベランダに直射日光が当たるのを防ぐことができ、
床の温度を10℃も下げることができます。
緑のカーテンに面した部屋は涼しくなり、
エアコンの使用時間を少なくすることができます。
また、ゴーヤの樹と実が揺れているのを眺められる、
夏の日々は優雅で、癒し効果も大きいです。
・ゴーヤを植える場所
ゴーヤは日当たりを必要とする植物です。
地植えでも、プランター栽培でも育てることができますが、
栽培する場所の日当たりは確保しましょう。
プランター栽培では、深く大きなプランターを用意します。
2株植えるのであれば、深さ30㎝、横幅は60~90㎝、縦幅30㎝、
くらいの大きさのものが必要です。
土づくりは大切で、水はけのよい肥沃な土地を好むため、
腐葉土や堆肥をよく混ぜた土を2週間ほど前から用意します。
・植え付けの時期
ゴーヤは真夏になると、蒸散する水分の量が増え生長が衰えてきます。
そのため、真夏までにできるだけ大きく育てるようにします。
植え付けは、遅くても6月上旬には済ませましょう。
摘芯でどんどん茂らせます
◎緑のカーテンは摘芯が大切
緑のカーテンに仕立てる時は、
実の収穫よりもつるの生長を優先します。
摘芯は本葉が8枚ほどになってから行います。
摘芯を行うことにより、子つるが伸びてきます。
*ゴーヤの実も楽しみたい場合は本葉4~5枚で摘芯します。
生長してネットからつるがはみ出してきたら、
はみ出したつるを切って孫つるを伸ばします。
孫つるは子つるの間を縫うように育ち、密に葉を茂らせてくれます。
ゴーヤには雄花と雌花がありますが、
1mほど生長するまでは、雌花をとって実が付くのを防ぎます。
・緑のカーテンの誘引の仕方
子つるから巻ひげが出てきたら、つるを誘引していきます。
できるだけ等間隔に、真上に伸びて行くように誘引していくと、
隙間の無い美しいカーテンになります。
・水やりと追肥
ゴーヤはたくさんの葉から水分が蒸発するため、
水やりはとても大切です。
毎朝、たっぷりの水を与え、水切れに注意しましょう。
追肥もとても大切です。実が成り始めたら、
液体肥料を2週間に1回の頻度で与えます。
■ゴーヤ 緑のカーテンの仕立て方
1.ベランダを利用した仕立て方
ベランダに緑のカーテンを仕立てたいときは、
ベランダの手すりや物干しざおを利用します。
プランターは一株ずつ植えたものを2つ用意すると、
仕立てる幅に合わせやすくなります。
園芸用のネットの下部に園芸用の支柱を、
上部には物干しざおを通します。
支柱は丈夫な洗濯バサミなどでプランターに固定します。
ネットの中間をベランダの手すりに固定すると、
立体的な緑のカーテンを仕立てることができ、
洗濯物も楽に干すことができます。
2.ネットを付ける場所がない時の仕立て方
家の壁面や軒下にネットを固定することができなくても、
緑のカーテンを仕立てることはできます。
お勧めは、窓一枚分のスクリーンに仕立てる方法です。
園芸用の支柱を窓の大きさに組み合わせます。
支柱同士を組み合わせる時は、
太い結束バンドを利用すると良いでしょう。
支柱を組んだら園芸用のネットを張ります。
家の壁面に粘着式や吸盤式の強力なフックを取り付け、
スクリーンの上部をしっかりと固定します。
スクリーンの下部は、
強力な洗濯ばさみでプランターに固定します。
3.一階部分を緑のカーテンで覆う方法
2階建ての住宅では、1階部分を緑のカーテンで覆うことができます。
広い面積を覆うためには、園芸用のネットを、
広さに合わせて連結するとよいでしょう。
2階のベランダの手すりに上部を固定し、
ネットの下部は丸太や角材を通し、重さで固定します。
4.地植えの緑のカーテンを作る方法
地面にゴーヤを植えた時は、支柱とネットで、
スクリーンのように仕立てるとよいでしょう。
園芸ネットを使う場合は、ネットがたるんだり緩まないように、
地面に重しを置き、家屋や塀の上部を固定します。
ゴーヤは、垂直よりも斜めに誘引すると実が付きやすくなるので、
収穫も目指すときは、ネットの張り方にも配慮します。
すると、孫つるが伸びてきて、子つるの間を埋め、
葉がどんどん茂って密になって緑のカーテンに相応しくなります。
>>ゴーヤの種と苗を各種見てみる
5Mのゴーヤのカーテン ネットの張り方
ゴーヤ グリーンカーテン、大活躍です
5Mの長さのゴーヤ グリーンカーテンは、
2階のベランダから地上までを覆うのに適した大きさです。
カーテンの幅は、80~180㎝なので、
スペースに応じて組み合わせて使用します。
広い面積を、緑のカーテンで覆うと、
扇風機も必要ないほど節電効果が高くなります。
■5Mのゴーヤのカーテン ネットの張り方
1.ネットを張る時の注意点
5Mの園芸ネットを張り、その上に植物が絡むと、とても重たくなります。
そのうえ、風が吹くとさらに荷重がかかることになります。
重たいネットや留め具が2階部分から落下すると、
大きな事故になりかねません。
ネットの上部の固定は頑丈にし、
落ちないように細心の注意をしましょう。
2.ネットの選び方
ゴーヤのグリーンカーテンを作る時は、
ネットの大きさは10㎝×10㎝がツルを誘引しやすくお勧めです。
ネットと支柱を単体で購入するよりも、
ネットに合わせて支柱や金具など取り付けに必要なものが、
セットになっている商品を選んだ方が安全でお得です。
セットになっているものだと、強度の計算もしてあり、
安全な取り付け方法もパッケージなどに書いてあります。
「5Mゴーヤのカーテン」で検索するとさまざまな商品があります。
3.ネットの張り方
・緑のカーテン 5m 吊下げタイプ ワイドの場合
◎ベランダの手すりに取り付ける方法
・ゴーヤのネットについているスチールパイプをつなぎます。
・ネットの端上下に、スチールパイプを通していきます。
・ネットを横方向にひろげていきます。
・2階のベランダの手すりにスチールパイプをロープでしっかりと固定します。
・もう一歩のスチールパイプを、ゆっくりと地上へ降ろします。
・ネットをたるまないように貼り、
下部をプランターにプランタークランプで固定します。
◎軒下に取り付ける方法
・軒下に、ヒートンを取り付け、S字フックを通します。
ヒートンが緩んで落ちないように注意しましょう。
ヒートンの耐荷量に注意しましょう。
・ネットを通したスチールパイプをS字フックに通し、
落ちないように固定します。
・ネットの下部は、強力洗濯バサミやプランタークランプなどで、
プランターに取り付けます。