ゴーヤとは?
ゴーヤ(ニガウリ、ツルレイシ、Bitter melon)は、
ごつごつとした風貌と独特の苦みで、
夏野菜としてすっかりおなじみになりました。
ところで、ゴーヤとはいったいどのような野菜なのでしょう?
健康に良い事は何となくわかっていても、
詳しいことはあまり知られていないのかもしれませんね。
実はゴーヤには、「苦い」「健康に良い」ことのほかにも、
たくさんの魅力があるのです。
■ゴーヤとは?
スーパーで初めてゴーヤを見た時は、
そのユニークな風貌に驚いたのではないでしょうか?
さらに、かなり高価だった記憶があります。
食べてみたらインパクトのある苦みに、
きっと、もっと驚いたことでしょう。
でも、なぜか病み付きになってしまう、
不思議な魅力を持つゴーヤについて調べてみました。
◎栽培地
ゴーヤは沖縄から九州にかけて古くから栽培されてきた野菜です。
しかし、繁殖力は旺盛で、本州はもちろん、
東北や北海道でも栽培することができます。
最近は緑のカーテンとしても注目され、
全国各地で栽培されています。
◎種類
ゴーヤは交配され、たくさんの種類が増えてきています。
種類によって、形や苦みは様々です。
沖縄で栽培されてきたあばしゴーヤは丸みを帯びた形をしていて、苦みはマイルドです。
鹿児島など、九州で取れる長れいしは細長く、苦みが強いのが特徴です。
最近は、苦みが少ない白いゴーヤも登場しました。
グリーンカーテンは、直射日光の熱を80%カットしてくれるそうです
◎緑のカーテンに最適
ゴーヤはつるを広くのばしながら生長していく植物です。
日当たりが良ければ栽培場所は選ばず、
プランター栽培にも適し、どんどん生長します。
繁殖力は旺盛で、ひと夏で住宅の壁面をしっかり覆うくらい繁茂します。
その性質を利用して、緑のカーテンや、緑のトンネルなど、
好みの形に仕立てることができて便利ですね。
ゴーヤが作る日陰は直射日光の熱を80%も防いでくれるので、
エアコンなど電気代の大幅な節約にもなります。
◎家庭菜園での収穫量
ゴーヤは大きく育ち、次々に花を咲かせ、たくさんの実をつけます。
夏の間は、たくさんのゴーヤを収穫することができます。
ゴーヤ栽培では、深型プランターで30本前後、
地植えだと40~50本も収穫することができます。
早めに摘心をしたり自家受粉すると、収穫量を増やすことができます。
また、水やりや追肥など、日ごろの管理が収穫量を高めます。
◎ゴーヤの栄養
ゴーヤのビタミンCの含有量は、野菜の中でもトップクラスです。
ビタミンCは通常熱を加えると壊れてしまいますが、
ゴーヤに含まれるビタミンCは加熱調理しても壊れることはありません。
食物繊維やカルシウムや鉄分も豊富で、
健康に良い成分がたくさん含まれています。
独特の苦みは、血糖値をやコレステロールの値を、
下げるにことにも役立ってくれます。