ゴーヤ 育て方

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ゴーヤ 元気がない

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2016年もあばしゴーヤの接ぎ木苗です

 

 

ゴーヤは、元来とても丈夫な性質をしていて、
暑さにも日差しにもめげずに育ってくれるので元気がないと、とても心配になります。

 

ゴーヤの元気がなくなってしまう原因には、

どのようなものがあるのでしょうか。

 

 

■ゴーヤ 元気がない

 

1.水切れ 
ゴーヤはツルを伸ばし、葉を多く茂らせるため、水分を蒸散する量が多い植物です。

 

まだ苗が小さく気温が高くなる前であれば、水切れを起こすこともありませんが、
気温が上がってツルが伸び始めると、水分をどんどん吸いあげるようになります。

 

特に、鉢やプランターに植えて容器栽培をしている場合は要注意です。
容器は土の量が限られるので、地植えと違って水分を保つ力が弱いです。
外気からの影響も受けやすいので、乾きやすい環境となります。

 

毎日土の状態を見て、土の表面が乾いてたら、水を与えるようにします。
水を与える時は、表面が湿るていどの軽い水やりではなく、
容器の底から余分な水が出てくるまでたっぷりと与えます。

 

表面が湿っただけでは、中心まで水分が入らず、すぐに乾いてしまいます。
たっぷりと水を与えることで、土全体に水分が広がり、
その分乾燥を軽減することができます。

 

また、地植えでも、絶対に水切れをしないわけではありません。
土が乾いていると感じたら水を与える必要があります。

 

特に最盛期は、ツルもどんどん伸びて葉も茂り、実もつきます。
さらに気温も高いので、地植えでも毎朝水を与えた方が良い場合があります。

 

2.根詰まり
ゴーヤは地上部の生長に勢いがあるため、地下の根の生育もとても旺盛です。
ゴーヤが育つために十分なスペースがないと、
生育途中で調子が悪くなり、最悪の場合はそのまま枯れてしまいます。

 

容器栽培をしていると、特に根詰まりしやすくなります。
ゴーヤを育てる時は、大型の鉢やプランターを利用するようにします。

 

幅60cmの標準プランターに3株も植えていると、
すぐに根がいっぱいになって、ゴーヤの調子が悪くなります。

 

大型の菜園プランターであれば、60cm~70cmの長さに2株くらいが適当です。
地植えの場合でも、硬い土地に狭い畝幅で育てると、
根が横にも下にも伸びることができず、根詰まりと同じ状態になることがあります。

 

ゴーヤを育てる時は、土作りの段階からしっかりと耕しておきます。
また、畝幅は120cm~150cmと広めに作っておくのがコツです。

 

 

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今年は、ゴーヤを西日の当たる場所に植え付けました、耐えてくれるでしょうか?

 

 

3.土が足りない
ゴーヤの容器栽培で、土の量が不十分だと、すぐに水切れや根詰まりします。
いくら大きな容器で育てていても、土の量が少なければ、
それだけ水分を溜めておく力も弱く、根が育つスペースも狭くなります。

 

土を入れる時の目安は、鉢やプランターの縁から、2cm~3cmほど下までです。
そこに植え穴をあけて苗を植え付けます。

 

縁ぎりぎりまで入れていても、苗を植え付けた後に水を与えると、
乾いていた土が湿って下がります。

 

そのため、やや多めに入れておいた方が、土の量はちょうど良くなります。
もし苗を植え付けた後、水やりをして想像以上に土が下がったら、
植え付け後でも土増ししておきましょう。

 

4.肥料切れ
ゴーヤは多肥にすると、ツルボケを起こしやすくなるため、
最初は元肥だけで育てます。

 

ただし、元肥だけで最後まで育つわけではありません。
途中で肥料が切れると、生育に勢いがなくなります。

 

最初の実が大きくなってきた頃が、最初の追肥のタイミングです。
その後も肥料の種類に合わせて、定期的に追肥を行うことが、
株を疲れさせずに育てるポイントとなります。

 

5.根を傷めた
いくら丈夫なゴーヤでも、根が傷めば元気がなくなります。
根が傷む原因はいくつかあるので、
根が傷み株が弱らないよう、常に気を付けておくと良いでしょう。

 

・過湿
ゴーヤは水をよく吸いあげるといっても、
必要以上に水を与えていると、根腐れを起こします。

 

苗が小さいうちは、水を吸い上げる力も弱いので、
土が乾く前に水を与える必要はありません。

 

容器栽培の場合は、土の表面が乾いてから水を与えます。

 

地植えの場合は、雨が降らない日が続く場合以外は、
あまり水を与える必要はありません。

 

また、最盛期になると水分を多く欲しますが、
水もちだけが良い土を使っていると、過湿となって根が傷みます。

 

ゴーヤは水もちと水はけの良い土を好みます。
地植えで育てる場合、少し水はけが悪いなと感じたら、
畝を高めにすることで水はけを良くすることができます。

 

・蒸れ
夏の暑い日、日中に土が乾いているからと水を与えると、
土中の水分の温度が上がり、蒸れてしまいます。
それが原因で根が傷み、株が弱ることがあります。

 

ゴーヤは暑さに強いですが、根は地上部のツルや葉ほど強くありません。
蒸れが起きないよう、日中の気温が高い時間帯に水やりをするのを控え、
朝か夕方の涼しい時間帯に水やりを行いましょう。

 

また、容器栽培の場合、外気の影響を受けやすいので、
鉢やプランターに直接光が当たったり、タタキの上などに置いていると、
熱が伝わってしまいます。

 

容器に直接光が当たらないように、株元だけに陰を作ってあげましょう。
また、地面に直接置いていると、熱が伝わりやすくなるので、
スノコなどを敷くと、風通しが良くなり高温になるのを防ぐことができます。

 

・肥料焼け
ゴーヤは肥料が切れても元気がなくなりますが、与えすぎも良くありません。
肥料を与えすぎると、土の中の肥料濃度が高くなり、根がそれに触れると傷みます。

 

元肥は苗の根に当たらないように注意し、
追肥をする時も必要以上に与えないようにしましょう。

 

一度に与える肥料の量が多すぎたり、濃度の高い液体肥料を与えると、
肥料焼けの原因となります。

 

一度に大量の肥料を与えるのではなく、
定期的に適量を与える方が、ゴーヤはよく育ちます。

 

 

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ゴーヤが元気に育ちますように

 

 

6.不良苗
植え付けてしばらくしても、ツルが伸びずに元気がない場合は、
もしかすると苗が元から元気のない苗だったのかもしれません。

 

苗を選ぶ時に数が少なく、選びようがなかった場合や、
選んだ時には元気に見えても、何か原因があり、良くない苗だった可能性があります。

 

その場合は、管理や環境には問題がないにも関わらず、
調子が悪くなって突然枯れてしまうようなこともあります。

 

育て方が悪いわけではないので、
早めに見切りをつけ、新しい苗で再スタートするのも一つの手です。

 

7.病気
丈夫なゴーヤも、病気にかかることがあります。
最初は調子が良かったゴーヤが、だんだんと葉が萎れたり、
黄化したり、病斑が出たりするようになったら、病気の可能性があります。

 

ゴーヤがかかる病気には、環境や管理方法で予防できるものが多いです。
元気に育てるためには、ゴーヤに合った環境で、
適切な手入れをしてあげることが一番です。

 

■参考
・ゴーヤ 地植えの育て方
・ゴーヤ プランターの育て方
・ゴーヤ 摘心・剪定の仕方は?

 

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