あばしゴーヤ 特徴と育て方
あばしゴーヤ
あばしゴーヤは沖縄原産のゴーヤです。
ゴーヤと聞いて思い描くのは、ずんぐりとして、
緑色の実に大きないぼいぼのある実ではないでしょうか。
それは、あばしゴーヤの実です!
一般的に流通しているのも、売られている苗や種も、
圧倒的にあばしゴーヤが多いのです。
では、あばしゴーヤとはどんな品種なのでしょうか?
[あばしゴーヤ 特徴と育て方]
■あばしゴーヤ 特徴と育て方
1.あばしゴーヤの特徴
あばしゴーヤはずんぐりと丸い形をしています。
長さは20㎝~30㎝、太さは7㎝~15㎝です。
肉厚で、水分量が多く、ジューシーな味わいです。
沖縄産のゴーヤは一般的に苦みはマイルドですが、
あばしゴーヤも苦みはそれほど強くありません。
生食でも、炒めものでもおいしくいただくことができます。
あばしゴーヤは沖縄でもっとも一般的に栽培されている品種です。
節成りではありませんが、
1株で20~30個の実を収穫することができます。
丈夫で、栽培もしやすいので本州での栽培にも向いています。
形も味も良いです
2.あばしゴーヤの名前の由来
あばしゴーヤとは、一般に聞きなれない名前です。
ハリセンボンという魚が沖縄の海には生息しています。
ハリセンボンはフグ化の魚で、
身体に無数の棘があるずんぐりとした魚です。
沖縄ではハリセンボンの事を「アバサー」と呼んでいます。
敵が近付くと空気を含んで大きく丸く膨らみます。
この丸く膨らんだ形が、あばしゴーヤと似ていることから、
この名前がつきました。
アバサーゴーヤから、あばしゴーヤになったのですね。
ハリセンボン
3.あばしゴーヤの育て方
あばしゴーヤは一般的なゴーヤの作り方で栽培することができます。
日当たりのよい場所で、肥沃で水はけのよい用土で育てます。
水をたくさん必要とする野菜なので、水切れには注意が必要です。
本葉が5~6枚になったら摘芯を行い、子ヅルを伸ばしていきます。
実が付きはじめたら、2週間に一度追肥を行います。
あばしゴーヤは緑の濃い間に収穫します。
どんどん大きくなるので収穫時期を逸してしまいがちですが、
熟し始めると味がおち、株も傷むので早めに収穫します。
■参考
ゴーヤ 地植えの育て方
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