ゴーヤ 食べすぎ
ゴーヤチャンプル、毎日でも食べたい!
ゴーヤは健康にも良いと、番組や書籍などで多く紹介されています。
確かにゴーヤには体を元気にする成分がたくさん含まれていて、
ゴーヤを常食したら夏バテにならずに済んだというような体験談もよく聞きます。
では、ゴーヤには食べても良いことばかりで、悪いことは何もないのでしょうか。
例えば、グリーンカーテンと収穫を目的としてゴーヤを育てていた場合、
家族だけでは消費できないほど育つことがあります。
こういった大収穫のとき、ゴーヤを毎日食べていたらどうなるのでしょう。
ゴーヤの食べ過ぎの短所についてご説明します。
[ゴーヤ 食べすぎ]
■ゴーヤと胃
ゴーヤを食べると、食欲を増進させる効果があるとされています。
そのため、暑い日が続く夏の間にバテて食欲がなくなってしまった時、
ゴーヤを食べると食べる力が戻り、夏バテが改善します。
ゴーヤ以外にも、様々な食品に食欲を増進させる効果がありますが、
その効果には2つのタイプがあります。
1つは胃を刺激し、消化液の分泌を促して食欲を刺激するもの。
もう1つは、胃の粘膜を保護することで、胃を養生させるものです。
ゴーヤはどちらかというと、胃を刺激して消化液を分泌させ、
食欲を刺激した上で消化を助けるという高価を持っています。
それならば、たくさん食べれば効果も上がりそうですが、ここが問題です。
胃を刺激して消化液を分泌させることは、強い酸である胃液を増やすことです。
すでに胃が弱り切っている場合、胃液が増えると余計に胃の粘膜が傷つき、
かえって体調を崩してしまうことになります。
こうなっては、夏バテを解消するどころか、さらに悪化させてしまいます。
人によっては胃が丈夫で、どれだけゴーヤを食べても平気な場合もあります。
体調や胃の調子によって、ゴーヤを食べる量を調整しましょう。
猛暑には、効き目が大ですね
■ゴーヤと冷え
ゴーヤは暑い地方で栽培されてきた野菜な上に、もともと暑い環境を好みます。
そのため、ゴーヤを食べることで体を冷やすことになります。
キュウリやナスと同じで、暑い夏にゴーヤを食べることで、
体にこもった熱を冷ましてくれる効果があります。
ところが、これも食べ過ぎには要注意です。
熱がこもっている人であれば、ゴーヤを食べて熱を冷ます方法が合っています。
けれど最初から熱がこもっていない人は、
冷える効果のあるゴーヤを食べることで、冷えすぎてしまうことがあります。
特に冷え性の方や、1日中エアコンの効いている部屋にいる方、
妊娠中の方は、ゴーヤを食べ過ぎるのは避けましょう。
体が冷えてしまい、お腹を壊す原因となります。
一時期、ゴーヤを食べると流産するという話がネット上に流れたことがあります。
そのため、妊娠中はゴーヤを食べない方が良いという話が広まりましたが、
これには医学的な根拠は何もないそうです。
ゴーヤにはビタミンなどの妊娠中に摂取したい成分もたくさん含まれています。
ただ、冷えやすいため、食べる量には注意するようにしましょう。
■ゴーヤアレルギー
花粉や食品など、色々なものにアレルギーがあるのと同じように、
ゴーヤに対してもアレルギー反応が出る人がいます。
突然発症することもあるので注意が必要なのですが、
アレルギーになる要因の1つとして、食べ過ぎがあります。
ゴーヤを食べ過ぎることで、体が反応してアレルギーになるというものです。
ゴーヤアレルギーかどうかは、病院に行って検査をすれば分かります。
もし心当たりがある人や、不安な人は、一度検査をしてみるのがお勧めです。
肉詰めにして揚げてもおいしいです
■ゴーヤの成分を薄める
ゴーヤといえば、あの苦い味が特徴的ですよね。
この苦みの部分に、体を冷やしたり、胃液を出したりする成分が含まれています。
そのため、たくさん食べたい場合は、苦みを抜くことで成分を薄めることができます。
薄くスライスしたゴーヤを、しばらく水にさらすと、成分が流れ出て薄まります。
ただ、ゴーヤを好んで食べたい場合には、あの苦みが好きということも多いので、
苦みが薄れるこの方法はあまり適しません。
どうしても冷えや胃の調子が心配な方は、
食べる量を加減して楽しんだ方がおいしくいただけるのでお勧めです。
■参考
・ゴーヤ 受粉のコツ
・ゴーヤ 収穫量を増やすには?
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