ゴーヤ 実が小さい
小さいゴーヤだと寂しいですね
ゴーヤを育てていると、
実が大きくならないものや、
小さいまま黄色くなる実があります。
中には、親指の先くらいの大きさにしか、
ならないものもあります。
ゴーヤの実が小さい理由はなんでしょうか?
■ゴーヤ 実が小さい
1.受粉していない
ゴーヤが親指くらいの大きさのうちに黄色くなってしまうのは、
受粉できなかったことが原因です。
都会で虫があまりいない環境や高層マンションのベランダで、
虫が飛来できない環境で育てるとよく起きる現象です。
ゴーヤは、蜂や蝶などの虫がよく飛来し受粉を助けてくれるので、
基本的には人工授粉が必要ではありません。
しかし、虫が少ない環境では、人工授粉をする必要があります。
雌花には、花の下に小さなゴーヤがついています。
受粉が行われなくても、実は育っていきます。
しかし、十分な大きさに育つ前に黄色く熟して割れてしまいます。
受粉されなかった実の中を見ると、
種の数は多くありません。
それでも実が熟して種ができるのは、
受粉できない環境でも子孫を残すためのゴーヤの知恵なのです。
最初は、株を生長させましょう
2.株の生長不足
ゴーヤの生長には、順番があります。
まず、親ヅルを摘芯して子ヅルを伸ばし、
十分な大きさまで株を生長させます。
株が生長しないうちに実がなり始めると、
実が大きく育つことができません。
株の生長が足りないうちについた実は、小さいうちに収穫し、
株の生長を優先させるようにします。
3.環境が合っていない
ゴーヤは日当たりがよく、
肥沃で水はけと水もちのよい土壌を好みます。
また、プランターで育てる時は、
充分根を広げられるサイズのプランターを選び、
たっぷりの土で育てる必要があります。
水をたくさん必要とする植物ですが、
水はけの悪い常に湿っているような状態では根腐れを起こします。
株を大きく育てるための元肥と、
実がなりだしてからの追肥も重要です。
このような環境が揃っておらず、
株の生長が上手く行っていなければ、
ゴーヤの実は大きくなりませんので注意します。
黄色い部分もサラダなどで彩りよく食べられます
◎小さい実は食べられる?
小さいゴーヤも、食べることはできます。
ただ、種とワタを取り除くと食べられる部分は少なくなります。
小さいゴーヤは、薄くスライスして、
サラダにしていただくのがお勧めです。
また、小さいうちに熟してしまったゴーヤは、
赤い種を食べることができます。
果実のように甘くてとてもおいしいです。
■参考
ゴーヤ 地植えの育て方