ゴーヤ 受粉のコツ
ゴーヤの雌花が咲いても落ちてしまうことがあります、どうしたら良いのでしょう?
ゴーヤの雌花が咲いたのに、
実が成らずに落ちてしまうことがあります。
何が原因なのでしょう?
また、マンションのベランダで栽培していると、
虫があまり寄ってきません。
人工授粉は必要でしょうか、コツはあるのでしょうか?
■ゴーヤ 受粉のコツ
1.ゴーヤの花が落ちる原因は?
ゴーヤの花には、雄花と雌花があります。
ゴーヤの花は、雄花が先に咲き始め、しばらく経って雌花が咲きます。
そのため、雌花が咲き始める前に咲いた雄花は、
次々に咲いては落ちてしまいます。
しかし、いずれ雌花が咲きだすので、心配することはありません。
雄花と雌花の見分け方は簡単で、
雌花には花の下に小さなゴーヤの実が付いています。
受粉が成立すると、
赤ちゃんのような小さな実が生長を始めるのです。
ゴーヤの雌花が初めから咲かないのは、
生長のエネルギーを実にとられるのを遅らせ、
株を十分に生長させるためだと考えられています。
雌花が咲き始めたとしても、まだ株の生長が充分ではないときは、
つるが充分に伸びるまで雌花を摘み取り、実が成るのを遅らせましょう。
もったいないようですが、実が成るよりもまずつるが大きく伸び、
株が充分に生長したほうが、長い間たくさんの実を収穫することができます。
2.ゴーヤは人工授粉が必要?
ゴーヤの花は、ほんのりと甘い香りがし、蝶々などの虫を呼び寄せます。
通常は、ゴーヤに寄ってくる虫が受粉を手伝ってくれるので、
人間が人工的に授粉を行う必要はありません。
しかし、マンションの上層階のベランダでは、
虫が飛んでくることは、めったにありません。
都市部では虫の生息数が少ないことも考えられます。
そのような環境で栽培している場合は、
人間が受粉を手伝ってあげたほうが授粉しやすいです。
3.ゴーヤの授粉の方法は?
ゴーヤに雌花が咲いたら、受粉を行います。
雄花をはさみで切り取り、
雌花に、花粉同士をくっつけるように、
軽くポンポンと雄花を当てて雌花に花粉を付着させます。
大きな実を収穫したいときは、受粉の時に花の付き方を観察しましょう。
一つのつるにたくさんの雌花が付いているようであれば、
一つだけを残して雌花を切り取り、残った一つの雌花に受粉を行います。
そうすると、充分に栄養が行き渡った、
大きな実を確実に収穫することができます。
人工授粉のコツ
4.ゴーヤの授粉のコツは?
・受粉は朝に行う
ゴーヤの花は、朝の方がたくさんの花粉が付いています。
受粉は、朝のうちに行った方が着果が良いです。
朝の水やりのついでに花を観察し、受粉を行うのがお勧めです。
雨の日は、人工授粉したら、
大きな葉などをかぶせ花粉が流されないようにします。
・たくさん花粉のある雄花を選ぶ
受粉を効率よく行うためには、
たくさん花粉を持っている雄花を選ぶことが大切です。
雄花を見つけたら、軽く指先で雄しべに触れてみましょう。
黄色い花粉が指先につくようであれば、
たくさん花粉を持っている雄花です。
・花弁が邪魔なときは花弁を切り取る
受粉を行うときに、花弁が邪魔で上手く行かないことがあります。
雄花をはさみで切り取った後、
花弁も軽く切り取ってから受粉を行うと良いでしょう。
■参考
・ゴーヤ 緑のカーテン
・ゴーヤ 地植えの育て方
・ゴーヤ プランターの育て方
・ゴーヤ 摘心・剪定の仕方は?
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