ゴーヤ 収穫が多すぎる
ゴーヤ 収穫が多すぎる、たくさん植え過ぎたかも?
ゴーヤを育て始めると、収穫はやっぱり嬉しいですね。
ところが、ゴーヤは生育旺盛でとても丈夫なので、
栽培している環境がゴーヤに合うと、ものすごい勢いで生長していきます。
つるが伸びるだけでなく、もちろん実もたくさん収穫できます。
最初は嬉しかった収穫も、毎日何本も収穫できる毎日が続くと、
だんだんと使い切れなくなってきてしまいます。
ゴーヤの収獲が多すぎる場合は、どうすれば良いのでしょうか。
[ゴーヤ 収穫が多すぎる]
■収穫する量を調節する
ゴーヤは、環境が合うと、気温が上がるとともに生長速度を上げていき、
あっという間につるが縦横無尽に伸びていきます。
そのつるにぶら下がっている実が、
だんだんと大きくなっている姿を見ていると、毎日楽しみになります。
ところが、いざ収穫が始まってみると、
毎日毎日ゴーヤが収穫できてしまい、嬉しい悲鳴が上がります。
最初の数本までは、料理に使えて助かるなと感じていても、
連日ゴーヤがたくさん収穫できると、
人間も消費に疲れ、ゴーヤ自身も成り疲れが起こる場合があります。
雌花を見つけたら摘んでおきます
収獲する量を減らすには、元から取り除くのが一番です。
雌花を見つけたら、摘花をしておくのがお勧めです。
雌花の付け根には、すでに小さなゴーヤの形をした部分があります。
この部分から摘み取ると、ゴーヤの実は大きくなることができません。
一度にすべての雌花を摘んでしまうと、
その後に急激に収穫できなくなるため、量を決めて摘むと良いでしょう。
また、雌花が咲いた後、実が少しずつ大きくなってきた頃に、
形の悪いものや生長の遅いものなどを摘み取り、摘果するのもお勧めです。
実を大きくする量を調節することで、株への負担が減り、
栽培後半までしっかりと実をつけさせることができ、
なおかつコンスタントに適量のゴーヤを収穫することができます。
■保存の効く調理法
収獲する量を加減しても、どうしてもたくさん収穫できてしまう場合、
毎日ゴーヤ料理を作っても、レパートリーには限りがありますし、
何よりゴーヤ自体に飽きてしまいます。
そんな時は、ゴーヤを保存食にしておくのがお勧めです。
生のままだと、せいぜい1週間くらいしか置いておくことができませんが、
ちょっと工夫をしておくだけで、保存期間がぐんと長くなります。
・佃煮
ゴーヤを薄切りにして甘辛く煮た佃煮にしておくことで、
生の状態よりもかなり日持ちするようになります。
一緒に山椒の実や刻んだショウガなどと合わせて佃煮にすれば、
温かいご飯にはもちろん、お弁当にも美味しいです。
・漬物
漬物といっても、糠漬けや浅漬けではなく、
醤油と酢をベースにした漬け汁に漬けておく方法です。
水気をよくふき取ってから漬け汁に漬けることで、傷みにくくなります。
漬けてから数日後から食べることができますが、
冷蔵庫で保存すれば、冬までもたせることができます。
醤油、酒、酢、砂糖、柑橘の果汁のみの漬け汁ですが、
出汁を加えて薄味に仕上げた漬け汁に変えると、優しい味わいになります。
ただし、出汁を加えた分保存性が低くなるので、
少量作って早めに食べきるようにします。
・冷凍
ワタと種を取り除いたゴーヤを薄切りにし、
水分をふき取ったものを冷凍しておくことができます。
密閉できる保存袋に、薄切りにしたゴーヤを、
薄く平らになるように入れて冷凍します。
こうしておくことで、使いたい時に使いたい量を使うことができます。
生の状態で冷凍するため、解凍すると食感が変わります。
薄切り状態であれば、冷凍した状態のまま、
汁物の実にしたり、炒め物の具として使うことができて便利です。
・乾燥
ゴーヤを最も長い期間保存できる方法は、やはり乾燥です。
とにかく余っているゴーヤを薄切りにして、天日に干して乾燥させます。
中のワタや種は、取り除いても良いですし、
そのまま輪切りにして乾燥させても構いません。
乾燥させたものは、カビや湿気がなければ1年以上保存することができます。
ゴーヤ茶として煮出して飲むのも良いですし、
水で戻してから炒め物や和え物に使うのも良いでしょう。
乾燥させたままのものを油で揚げて、ゴーヤチップスにすることもできます。
■参考
・ゴーヤ 緑のカーテン
・ゴーヤ 地植えの育て方
・ゴーヤ プランターの育て方
・ゴーヤ 摘心・剪定の仕方は?
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