台成功 特徴と育て方
台成功 C)フタバ育苗
ゴーヤなどのウリ科では接ぎ木苗を利用して栽培されます。
台成功はゴーヤの接ぎ木専用の品種です。
フタバ育苗(うちな~交配)から販売されています。
ゴーヤは、もともと病害に強い作物ですが、
連作が多い家庭菜園や市民農園で育てる方は、
接ぎ木をすることができますので、挑戦してみてはいかがでしょうか?
■台成功 特徴と育て方
1.台成功 特徴
・接ぎ木に使われる台木専用で、台木自体はカボチャです。
接ぎ木と台木は同じ科の野菜が使われ、ゴーヤと相性が良いです。
・胚軸(子葉の下の部分)が太く、接ぎ木しやすいです。
・接ぎ木後、生育後半まで草勢が衰えないです。
・連作障害や、病害虫の回避に有効です。
2.台成功 育て方
・種が硬いので、種の先端を少し切るなどをした後、
5時間程度水に浸した後、ポットなどに播種します。
・春から育てる場合はゴーヤを3日~4日程度早く播種し、
夏は同時の播種をします。
・発芽に必要な温度が約30℃と、高温を好む作物なので、
播種から収穫するまでの温度が18℃~30℃を確保するようにします。
・発芽後は徒長しないようになるべく水やりを控え、発根を促します。
・播種して2週間程度経つと、接ぎ木ができる状態まで生長しますので、
台木として使用します。
・接ぎ木後、育てていくと、台木からつるが出てくることがありますが、
清潔なハサミなどで切り取るようにします。
3.台成功 適作型
・ゴーヤを播種する時期と同時に育てるようにします。
・発芽温度が30℃と高いので、30℃近くを保てる時期か、
ビニールなどを被せ温度を確保します。
4.台成功 接ぎ木
・台木が大きくなってから行い、キュウリなどと同じように行います。
・太陽、風の当たらない場所で作業をし、
手を清潔にして新品のカミソリを使います。
・呼び接ぎ、割り接ぎのどちらでも可能です。
・切り込みを入れてかみ合わせた後は、
接ぎ木用の止め器具で固定しておきます。
・接ぎ木後、切り口が樹液で固まったらポットなどに鉢上げをし、
1週間程度で活着します。
*接ぎ木の方法は、後日掲載する予定です。
■参考
・ゴーヤ 地植えの育て方
・ゴーヤ プランターの育て方
・ゴーヤ 摘心・剪定の仕方は?
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