緑のカーテン デメリット
緑のカーテン
緑のカーテンは、夏の強い日差しを遮ってくれる上に、
植物の葉から蒸散される水分による気化熱もあるため、
緑のカーテンがない状態と比べるととても涼しい環境を作れます。
窓や壁を覆うことで、室内の温度上昇を和らげることができるので、
エアコンの稼働率を下げることができるとして、
節電の観点からもエコの観点からも人気が高まっています。
また、見通しが良すぎる場所に緑のカーテンを作ることで、
目隠しとしても利用することができます。
メリットがたくさんある緑のカーテンですが、
デメリットは何もないのでしょうか。
[緑のカーテン デメリット]
■緑のカーテンのデメリット
緑のカーテンには、様々なメリットがある反面、デメリットもいくつかあります。
あらかじめデメリットを知っておくと、対処法を考えることができます。
なんでこんなに暗いの？
1. 暗くなる
緑のカーテンに使うのは、つる性の植物です。
実を収穫するものなら、ゴーヤやキュウリ、ヒョウタン、ヘチマなどがあります。
花を楽しむのであれば、アサガオやユウガオなどがあります。
こういったつる性の植物は、葉が広く大きいことが大きく、
それ故に緑のカーテンとして、とっても有効です。
ところが、大きな葉は日陰を作るため、窓を覆うように緑のカーテンを作ると、
部屋の中に光が入らず、暗くなることがあります。
あまりにも茂って光が入らない場合は、
適度に葉やつるを整理して、光が入る隙間を作るようにしましょう。
2. 外の様子が見えない
窓を覆う緑のカーテンは、目隠しにも利用できます。
ただ、向こうからこちら側が見えないのと同じように、
こちらから向こう側も見えにくくなります。
見通しが悪くなることで、防犯上の問題が起こる可能性があるので、
葉を摘んで、外が見える部分を作っておくなどして、対処しましょう。
3. 外壁が傷む
壁に沿って緑のカーテンを仕立てた時、壁とカーテンとの間に、湿気や水分が溜まることがあります。
長期間水が溜まることによって、一部分の苔や藻などが発生したり、水分の質によっては外壁が傷むことがあります。
4. 虫が寄ってくる
植物を育てるため、どうしても虫が寄ってくることがあります。
マンションのよほどの高層でない限りは、どこからともなくやってくるのが虫です。
虫嫌いの人にとっては、どのような虫でも嫌なものは嫌ですし、
場合によっては近所に住んでいる方に迷惑がかかることもあります。
肥料の種類や土の状態によっても、虫が寄りやすくなることがあるので、
ある程度の工夫する作業が必要となります。
5. 栽培スペースが必要になる
緑のカーテンに仕立てるため、プランターや鉢を置いたり、
支柱やネットを設置するスペースが必要となります。
広いスペースがあれば特に問題はありませんが、
スペースの限られているベランダなどでは、スペースを圧迫することがあります。
育てるのに必要なスペースは、あらかじめ調べておきましょう。
6. 栽培の初期費用がかかる
それまで植物を育てたことがなかった場合、
プランターや鉢、支柱、ネット、土、苗など、栽培するために必要なものを揃える必要があります。
必ず必要なものだけを購入したとしても、ある程度はお金がかかります。
また、最初に購入したものが、永遠に使えるわけではありません。
何年かに一度は買い替える必要も出てきますし、
苗は毎年買わなければいけないので、毎年何かしらの費用がかかることになります。
出張や旅行など、家を何日かあけることが多い場合、水やりができない日がでてきます。
数日の間であれば、ペットボトルや便利グッズを利用することで、
水切れを防止してくれるので、そういったものを購入する必要も出てきます。
7. 栽培中の手間がかかる
緑のカーテンを作るということは、植物を育てるということです。
どのような植物でも、放っておくだけで育つわけではないので、ある程度は手をかける必要があります。
特に緑のカーテンの場合、つる性の植物のため、仕立て方が難しいと感じる場合があります。
生育が旺盛なものは、カーテンの範囲からはみ出すこともあるので、適宜剪定が必要といった手間がかかります。
また、夏の間に旺盛に生長する植物を利用することが多いため、毎日の水やりが必要になります。
■参考
・ゴーヤ 緑のカーテン
・ゴーヤ 地植えの育て方
・ゴーヤ プランターの育て方
・ゴーヤ 摘心・剪定の仕方は？
コメントフォーム