ゴーヤ茶とは
ゴーヤ茶とは (楽天市場)
ゴーヤ茶は、ゴーヤを原料にしたお茶で、
近年健康に役立つとして、とても注目されています。
ネット通販などでも、製品として販売されているものを見かけます。
ゴーヤ茶は、実際にはどのような効能があるのでしょうか。
また、味はゴーヤの味そのものなのでしょうか。
ゴーヤ茶の味や効能などをご紹介します。
ゴーヤ 下ごしらえ
ゴーヤはひと昔前までは、あまりメジャーな野菜ではありませんでした。
本州や北海道まで流通するようになったのは最近のことでしょう。
テレビ放送がきっかけで人気の高まったゴーヤは、
今では夏になるとスーパーでも見かけるようになりました。
近日、ゴーヤの安売りしていたものをたくさん買ってきたり、
育てていたゴーヤがたくさん収穫できたり、
またたくさん収穫できた人からいただくこともあるかと思います。
そんな時、いきなり予備知識なしに調理すると、
ゴーヤ特有の苦みの先制パンチを受けることになります。
ゴーヤをおいしくいただくためには、下ごしらえが必要です。
また、たくさん入手した場合、下ごしらえをしてから保存することで、
調理にかかる時間が短くなったり、保存期間を伸ばすことができます。
ゴーヤ 食べすぎ
ゴーヤチャンプル、毎日でも食べたい!
ゴーヤは健康にも良いと、番組や書籍などで多く紹介されています。
確かにゴーヤには体を元気にする成分がたくさん含まれていて、
ゴーヤを常食したら夏バテにならずに済んだというような体験談もよく聞きます。
では、ゴーヤには食べても良いことばかりで、悪いことは何もないのでしょうか。
例えば、グリーンカーテンと収穫を目的としてゴーヤを育てていた場合、
家族だけでは消費できないほど育つことがあります。
こういった大収穫のとき、ゴーヤを毎日食べていたらどうなるのでしょう。
ゴーヤの食べ過ぎの短所についてご説明します。
ゴーヤ酒の作り方
ゴーヤがたくさん収穫できたらゴーヤ種にしましょう
ゴーヤには、体を健康に保つ様々な効能があります。
そろそろゴーヤ料理も飽きてきたという方には、ゴーヤ酒がお勧めです。
ゴーヤをアルコールに漬けるだけの簡単なものですが、
ゴーヤの苦みと旨み、栄養がアルコールに溶けだし、最高の健康ドリンクになります。
ゴーヤ酒にすることで、冬でもゴーヤの風味を楽しむことができますよ。
■ゴーヤ酒の作り方
ゴーヤ酒には2通りの作り方があります。
1つは砂糖が入ったもの、もう1つは砂糖が入っていないものです。
どちらでもお好みの味の方にチャレンジしてみてください。
・材料(砂糖あり)
ゴーヤ……1.5kg
氷砂糖……500g
泡盛(あるいはアルコール度数43度以上のアルコール類)……3.6リットル
・作り方(砂糖なし)
1.保存瓶を熱消毒かアルコール消毒し、完全に乾燥させておく。
2.ゴーヤのヘタとワタ、種を取り除いてさっと洗い、1cm幅に切る。
3.キッチンペーパーなどでゴーヤについている水気をふき取る。
4.保存瓶にゴーヤを半分入れ、その上に氷砂糖、ゴーヤ、氷砂糖の順に入れていく。
5.ゴーヤと氷砂糖が入ったら、泡盛を注ぐ。
6.冷暗所に置いておく。
7.時々中をかき回し、砂糖が溶けるようにする。
8.1ヶ月後くらいから飲めるようになるが、3ヶ月ほど置いた方が熟成する。
・材料(砂糖なし)
ゴーヤ……瓶に入るだけ
泡盛(あるいはアルコール度数43度以上のアルコール類)……ゴーヤが浸かるくらい
・作り方(砂糖あり)
1.保存瓶を熱消毒かアルコール消毒し、完全に乾かしておく。
2.ゴーヤのヘタとワタ、種を取り除いて洗い、1cmくらいの幅に切る。
3.ゴーヤの水気をふき取ったら、瓶の中に入れる。
4.ゴーヤがひたひたになるくらいまで泡盛を注ぐ。
5.2週間後から飲めるが、1ヶ月後、3ヶ月後にはさらにおいしくなる。
ゴーヤの旨みと効果を冬にも味わえます
◎さらなる苦みと効能
ゴーヤ酒はゴーヤの風味と栄養素がしっかりと溶けだしているので、けっこう苦いです。
熟成させる期間が長くなると、苦みが和らいで味が丸くなります。
作り方では、ワタと種を抜いた方法を書いていますが、
さらにゴーヤ丸ごとの栄養と風味を生かしたいという人には、
ワタと種を抜かない方法もお勧めです。
表面をさっと洗って水気をふき取り、ヘタを取ったゴーヤを、
そのまま1cm~3cmほどの幅に輪切りにします。
それをそのまま瓶に入れて酒に漬ける方法です。
ゴーヤはワタと種にも栄養がたっぷり含まれています。
ゴーヤ酒の苦みも強くなるので、苦いのが好みの方はチャレンジしてみてください。
◎砂糖あり?なし?
氷砂糖を入れる方法と入れない方法がありますが、これは完全に好みの問題です。
氷砂糖を入れる場合、出来上がったゴーヤ酒には当然甘みがついています。
これが苦手という方もいるので、砂糖なしでも問題はありません。
また、ゴーヤ酒は料理に使うこともできます。
この場合、砂糖が入っていると味の邪魔をすることがあるので、
砂糖なしで作った方が無難です。
もし飲用と料理用と両方に使う場合は、砂糖なしを作っておいて、
ドリンクとして飲む時にハチミツやシロップなどを入れて甘みを足すようにします。
◎ゴーヤ酒の飲み方
ゴーヤ酒は薬用酒のようなものなので、
1日に盃1杯くらい飲むと健康に良いとされています。
基本的には健康に良いものですが、
アルコールも摂取しすぎると体に悪いので注意しましょう。
ゴーヤ酒は苦いが強い場合があるので、飲む時はロックやストレートよりも、
炭酸などで割った方が飲みやすくなります。
お好みの柑橘系のジュースなどと混ぜてカクテルにするのもオシャレです。
甘みの強いフルーツジュース系も合いますし、
キリッとした風味を足すなら生絞りのレモンやスダチ、カボスも合います。
同じ沖縄出身のシークヮーサーと合わせると、南国気分に浸れます。
ゴーヤの苦みを無理に甘さで誤魔化すのですはなく、
ジュースを加えて調和させることで、おいしいドリンクに変身します。
■参考
・ゴーヤ 地植えの育て方
・ゴーヤ プランターの育て方
・ゴーヤ 摘心・剪定の仕方は?
ゴーヤのレシピ
ゴーヤは、独特の苦みやシャキシャキとした、食感を活かすと美味しいです
ゴーヤを昔から食べていた地域には、
各地にゴーヤを使った郷土料理があります。
ゴーヤの苦みは洋食やエスニック料理にも合いますし、
御茶請けやビールのおつまみにも最適な料理にもなります。
[ゴーヤのレシピ]
■どろりあげ
九州の阿蘇地方に伝わるゴーヤの郷土料理です。
水溶き片栗粉でどろりと仕上げるのでついたのがこのレシピの名前です。
カボチャの甘みをつかってゴーヤを食べやすいように工夫しています。
・材料
ゴーヤ1本
カボチャ1/4
ちりめん雑魚適量
小麦粉大さじ2
だし汁100cc
醤油大さじ1/2
・作り方
1.ゴーヤは縦半分に切り、ワタを取り、1㎝幅に切る。
2.カボチャは1~2㎝の厚さに切る。
3.鍋にカボチャを入れ、だし汁で柔らかくなるまで煮る。
4.ゴーヤとちりめん雑魚を入れ、一煮立ちさせる。
5.醤油を加え、味を調える。水溶きの小麦粉を加え、よく混ぜ合わせる。
小麦粉に透明感が出たら火を止める。
沖縄のおやつで郷土料理です。
平たく焼くので「ヒラヤチー」という名前で呼ばれています。
シンプルですが、苦みが和らいで食べやすくなっています。
・材料
ゴーヤ2本
小麦粉200g
水300g
サラダ油適量
・作り方
1.ゴーヤは縦半分に切り、ワタを取り、薄く切る。
2.小麦粉を水で溶き、ゴーヤを加えて混ぜる。
3.フライパンに薄くサラダ油を引き、2を流しいれる。両面を弱火でじっくりと焼く。
■ゴーヤの刺身
ゴーヤのいぼの部分だけをそいで落として食べると、
強い苦みを感じることなくおいしい食感だけをいただけます。
・材料
ゴーヤ1/2本
みょうが4本
・作り方
1.ゴーヤは縦半分に切りいぼの部分だけをそぎ落とす。
2.ゴーヤを薄くスライスし、氷水にさらし、水気を切る。
3.みょうがを薄くスライスする。
4.器に盛り、ポン酢しょうゆや生姜醤油でいただく。
■ゴーヤの白和え
ゴーヤを白和えにすると、苦みを豆腐が包み込んで食べやすくなります。
ゴーヤのおいしい食感が生きています。
・材料
ゴーヤ1本
豆腐1丁
味噌大さじ1と1/2
砂糖大さじ2
ごま大さじ3
・作り方
1.豆腐を4つに切り、ペーパータオルに包み、しばらく置いて水切りをする。
2.ゴーヤは縦半分に切り、ワタを取り、薄くスライスする。
3.ゴーヤを軽く塩でもみ、水気をしぼる。
4.豆腐をボウルに入れ、味噌、砂糖、ごまを入れてよく混ぜる。
5.ゴーヤを入れてよく和える。
お料理されるのが好きなゴーヤ♪
■ゴーヤのパスタ
ゴーヤをペペロンチーノ風にアレンジすると、
ゴーヤの苦みがスパイスになって絶品です。
・材料(3人分)
ゴーヤ1/2本
スパゲティー240g
にんにく6片
鷹の爪1本
オリーブオイル適量
塩・胡椒・醤油少々
・作り方
1.ゴーヤは縦半分に切り、ワタを取り除き、薄くスライスする。
2.にんにくは薄くスライスし、鷹の爪は種を取って細かく刻む。
3.鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩大さじ1を入れ、
沸騰したらスパゲティーを所定の時間茹でる。
4.フライパンにオリーブオイルを入れ、弱火で鷹の爪を炒める。
5.にんにくを加え、きつね色になるまで炒める。
6.茹で上がったパスタとゴーヤを加え、強火で一気に炒め、
塩・胡椒・醤油で味を調える。
■ゴーヤのエスニック冷しゃぶ
豚肉と相性の良いゴーヤは、冷しゃぶに加えてもおいしくいただけます。
ナンプラーを使ったたれで、エスニック風に仕上げています。
・材料
ゴーヤ1本
豚肉(しゃぶしゃぶ用)300g
玉ねぎ1個
にんにく1片
ナンプラー大さじ1
レモン汁大さじ1
砂糖小さじ2
粉唐辛子少々
・作り方
1.玉ねぎをスライスラーで薄切りにし、水にさらす。
2.ゴーヤは縦半分に切り、ワタを取り除き、薄くスライスする。氷水にさらし、水気を切る。
3.鍋に湯を沸かし、豚肉をしゃぶしゃぶにし火が通ったら氷水に入れる。
4.ボウルにすりおろしたにんにく、ナンプラーレモン汁、砂糖、粉唐辛子を入れ、よく混ぜる。
5.水けを絞った玉ねぎ、豚肉、ゴーヤを入れ、混ぜ合わせる。
沖縄にはたくさんの美味しい食材があります
■ゴーヤチップス
ゴーヤを使った揚げたてのチップスは、
おやつにもおつまみにもなります。
ゴーヤをたくさん使うので、取れ過ぎた時におすすめです。
・材料
ゴーヤ
揚げ油
塩
・作り方
1.ゴーヤを縦半分に切り、ワタを取り、薄くスライスする。
2.ゴーヤをザルなどに広げ、4~5時間陰干しにする。
3.180度に熱した油でこんがりと揚げる。
4.揚げたてのゴーヤに塩を振る。
■ゴーヤのゼリー
ゴーヤの苦みに、黒蜜がよくある上品なデザートです。
・材料
ゴーヤ250g
粉ゼラチン10g
水3カップ
黒蜜適量
レモン汁適量
・作り方
1.ゴーヤは縦半分に切り、ワタを取り、1口大に切る。ミキサーにかけ、水分をしぼり、ジュースを取っておく。
2.鍋に水を入れて温め、粉ゼラチンを溶かす。
3.ゴーヤのジュースを入れて混ぜ、パットなどに流し、冷やし固める。
4.食べやすい大きさに切り分けて器に盛り、黒蜜とレモン汁をかけて食べる。