ゴーヤ 枯れる理由は?
ゴーヤが枯れる理由には、環境によるもの、
栽培管理によるもの、病害虫によるものが考えられます。
できれば、枯れてしまう前に対策を行っておきたいものです。
枯れ始めていても、症状を回復できるときもありますが、
残念ながら対処が難しい場合もあります。
[ゴーヤ 枯れる理由は?]
■ゴーヤ 枯れる理由は?
1.環境によるもの
・プランターの容量不足
ゴーヤはツル性の植物で、大きく育ちます。
その分根も大きく広がっていきます。
プランターの容量が少ないと、
根が充分に広がっていくことができず、根腐れを起こします。
プランターは30リットルくらいのものを用意したほうがよいです。
ゴーヤは生長を始めると植え替えることができません。
植え付ける時に大きなプランターを選ぶようにしましょう。
・排水が悪い
ゴーヤは水を多く必要とする植物ですが、水はけのよい環境は必要です。
排水が悪いと、根が常に水に浸かっている状態になってしまい、
根腐れをおこしやすくなります。
畑の土が粘土質であるときは、砂・腐葉土などを入れて、
水はけがよくなるように調整しておきます。
プランターに植え付ける時は、鉢底石を敷いておきます。
プランターの土は時間が経つと固くなり、排水が悪くなります。
すでに植えてしまっているときは、
まわりの土を掘り起こしてほぐしてやるとよいでしょう。
・日当たりが悪い
ゴーヤは日当たりのよい環境を好みます。
日照不足が原因で枯れてしまうことがあります。
ゴーヤが生長してしまうと移動は難しくなります。
植え付け場所の選定や、プランターの置き場所は、
日当たりのよい場所を選びましょう。
ゴーヤを毎日観察して、早期に対処します
2.栽培管理によるもの
・肥料成分が足りない
ゴーヤは肥料を必要とする野菜です。
特に元肥が重要で、実をつけるまでの生長を左右します。
肥料成分が足りないと、葉の下の部分から黄色くなってしまいます。
定期的に液肥を与えることによって改善することができます。
・水やりの過不足
ゴーヤは水分を大変必要とする植物です。
水分が足りないと、枯れてしまいます。
反対に、水分が多すぎても根腐れを起こして枯れてしまいます。
排水をよくし、梅雨時期の水やりは土の状態を観察して、
乾いているときだけたっぷりと与えるようにします。
3.病害虫によるもの
・軟腐病
細菌が原因で発生し、溶けたように腐って行く病気です。
高温多湿の環境で発生しやすくなります。
摘芯や収穫は晴れた日に行い、
雑草を生やさないようにして予防しましょう。
・コガネムシの幼虫の被害
根を食害し、枯らせてしまいます。
コガネムシの幼虫は大量発生し、
樹でさえも枯らせてしまうことがあります。
コガネムシはいたるところに産卵します。
プランターでも被害にあうことがあります。
幼虫だけではなく、成虫も見つけ次第捕獲し、
処分したほうがよいでしょう。
コガネムシの幼虫には、薬剤は効きにくく、
捕殺処分が一番効果的な方法です。
ネキリムシ、いっぱい居ました(汗
・ネキリムシの被害
茎をかじって食害し、枯らせてしまいます。
被害にあったら、すぐに根元の土を掘り返して、
捕獲し、処分しましょう。
*ネキリムシとは、カブラヤガ、タマナヤガ、ヨトウガなど、
茎を食害する蛾の幼虫のことです。
■参考
ゴーヤ 地植えの育て方
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