アップルゴーヤ 特徴と育て方
アップルゴーヤは、
2013年ごろから市場に出回り始めた新種のゴーヤです。
色は白く、リンゴのように丸い形をしています。
新種のアップルゴーヤとは、どんなゴーヤなのでしょうか?
■アップルゴーヤ 特徴と育て方
1.アップルゴーヤの特徴
アップルゴーヤは白くて大きな実が特徴のゴーヤです。
実は人の顔くらい大きくなります。
実の重さは1㎏以上になります。
実は緑のものと白いものがあります。
実が大きいのですが、収穫量も多く、
あばしゴーヤと同じくらいの20~30個の実がなります。
苦みは薄くとてもマイルドで、一般的なゴーヤの苦みの1/10です。
これくらいの苦みであれば、
苦い野菜が苦手な子供でも生食できそうですね。
ツルの伸び方もあばしゴーヤと変わらず、3~4m伸びます。
アップルゴーヤでも緑のカーテンをつくることができます。
2.アップルゴーヤの育て方
アップルゴーヤの作り方は、
一般的なゴーヤと基本的には変わりません。
ただ、実が大きい分肥料をたくさん必要とします。
元肥と追肥は多めに施す必要があります。
堆肥には油かすや鶏糞などを使用し、熟成させておきます。
プランターでも育てることができますが、
露地栽培の方が大きく生長し、実の数も多くなります。
大きくなるアップルゴーヤ C)ペットエコ&ザガーデン楽天市場
実が大きくて重いため、支柱は頑丈に立てる必要があります。
本葉5~6枚で摘芯を行い、伸びてきた子ヅルを誘引していきます。
実がなり始めたら液肥を追肥として施します。
通常は2週間に1度くらいでよいのですが、
アップルゴーヤは10日に1度の割合で施していきます。
実が白く大きいので収穫し忘れる心配は少ないのですが、
完熟する前に収穫を行うのが良いです。
実を完熟させると、株が早く弱るためです。
台風がやってきたときには少し注意が必要で、
重たい実がなっていると風で飛ばされたり、
支柱が倒れる危険性があります。
台風の前にはまだ収穫時期になっていない、
実も収穫してしまいましょう。
3.アップルゴーヤの食べ方
アップルゴーヤは苦みが少なく、
サラダにしてもおいしくいただけます。
縦半分に切り、スプーンで中のワタを削り取ります。
生で味わうのであれば薄くスライスします。
炒めもの、チャンプルにすると口当たりがまろやかでおいしいです。
■参考
ゴーヤ 地植えの育て方
白ゴーヤ 特徴と育て方
白ゴーヤは、ここ1~2年注目されていますが、
まだ、スーパーなどで手に入れることは難しいようです。
白ゴーヤはゴーヤ独特の食感はありますが、
苦みがマイルドで食べやすいのが特徴です。
そして、なんといっても純白の実の美しさが魅力的です。
グリーンのカーテンに白い実はとても映えます。
涼しげで、神秘的でとても素敵ですね。
白ゴーヤはどうやって育てるのでしょうか?
■白ゴーヤ 特徴と育て方
1.白ゴーヤの種類
白ゴーヤには、たくさんの品種があります。
色も、真っ白なものから少し緑がかったものまで様々ですが、
全てをひっくるめて「白ゴーヤ」と呼んでいます。
・白れいし
あばしゴーヤを白くしたような品種です。
苦みが少なくジューシーでサラダにおすすめです。
・純白苦瓜
数ある白ゴーヤの中で最も白く美しいゴーヤです。
苦みが大変強い品種です。
・太レイシ
薄緑色の実がなります。実は短くて太く肉厚です。
・白長レイシ
今は種が販売されておらず、幻の白ゴーヤです。
苦みがマイルドで食べやすい品種です。
・ベトナムゴーヤ
ベトナム産のゴーヤですが、
日本では沖縄のゴーヤパークで栽培されています。
白長レイシ
2.白ゴーヤの特徴
白ゴーヤは緑のゴーヤに比べ、生長に勢いがありません。
冷夏に弱く、気温が低いと生長が悪く、実の付きも悪くなります。
気温に恵まれていても、緑のゴーヤよりも収穫量は少ないです。
3.白ゴーヤの育て方
白ゴーヤは特に緑ゴーヤと育て方に違いはありません。
ただ緑ゴーヤほど生長に勢いがないため、
栽培管理に少し気を使った方がよさそうです。
日当たりは庭の中でも最も良い場所に置き、
できるだけ高温になる環境で育てるようにします。
元肥を十分に含んだ用土に植え付けます。
ゴーヤは水をとても必要とする植物です。
水切れに注意して育てましょう。
本葉が5枚まで育ったら摘芯をし、子ヅルと伸ばしていきます。
白ゴーヤは花も白っぽく、
雌花につくゴーヤの赤ちゃんも白い色をしています。
株が弱らないように、早めの収穫を心がけますが、
白ゴーヤは目立つので収穫をし忘れる心配はなさそうです。
収穫が始まったら、液体肥料を2週間に一度与えます。
■参考
ゴーヤ 地植えの育て方