豊作ゴーヤ 特徴と育て方
豊作ゴーヤは、ゴーヤ栽培では必須とされている摘心などの作業が、
よく分からない初心者の方でも、育てやすい品種です。
また、多収穫をねらえる品種なので、
今までゴーヤ栽培がうまくいかなかった方にもお勧めです。
豊作ゴーヤの特徴と育て方のコツをご紹介します。
■豊作ゴーヤ 特徴と育て方
1. 豊作ゴーヤ 特徴
・濃い緑色が美しい品種です。
・実は20cm~25cmくらいで、細身の形をしています。
・苦みは一般的なゴーヤと同程度です。
2. 豊作ゴーヤ 育て方
・苗の植え付け2週間前までに、苦土石灰や元肥、堆肥などを混ぜて土作りをしておきます。
・堆肥を多めに入れることで、土の水はけを良くしておくと、
根張りを良くし収穫量を増やすことができます。
・つるがよく伸びるので、ネットや支柱などの設置をしておきます。
・株間は30cmが基本です。
・鉢栽培を行う場合は、10号サイズに1株が目安となります。
・一般のゴーヤは、親づるを摘心して側枝を出し、側枝に実をつけさせますが、
豊作ゴーヤの場合は親づるの摘心なしでも、
親づると子づるの両方に実をつけさせることができます。
・親づると子づる(側枝)の両方に実をつけるため、
収穫開始が他の品種よりも早いのが特徴です。
・緑のカーテンを目的とし、側枝の発生を促すのであれば、
親づるの5節目くらいで摘心をすると、側枝の発生を促せます。
・スタミナがあるので、栽培期間が長く、たくさんの実を収穫することができます。
・他の品種に比べ、収穫できる実の量がとても多いので、
元肥も追肥も多めに施すようにします。
・追肥の目安は、1ヶ月に1回半握りくらいの化成肥料を与えるようにします。
・次々と実がつくので、あまり長くつるにつけたままにせず、
若いうちに収穫するように心がけると、成り疲れが起きにくくなります。
3. 豊作ゴーヤ 適作型
・一般のゴーヤと同じで、4月下旬~5月中旬頃に苗の植え付けを行います。
・寒くなってつるが枯れてきたら、栽培終了です。
4. 豊作ゴーヤ 食べ方
・実の中心にあるワタと種を取り除いて下処理を行います。
・苦みが強いと感じる時は、ワタをできるだけ取り除くようにして切った後、
塩もみしたりさっと下茹でしておくと、苦みが和らぎます。
・細身の形を生かし、薄切りにして油で揚げてチップスにできます
・ゴーヤらしい食感と風味を生かし、チャンプルーにすると引き立ちます。
・塩もみして水に軽くさらすことで、生でも食べられます。
ポン酢やマヨネーズとの相性が良いので、和え物やサラダとして利用できます。
・ゴーヤの苦みが好きな人は、思い切って大ぶりに切った状態で天ぷらにしたり、
半割りにして味噌を塗って焼いたりすると、
しっかりとしたゴーヤの味わいを楽しむことができます。
・常備菜として、佃煮にしておくと日持ちして便利です。
冷めた状態でもおいしいので、お弁当の付け合わせなどにも最適です。
たくさん収穫できる品種なので、余ってしまった時は、
まとめて佃煮にしておくと、一気に使え美味しいです。
■参考
・ゴーヤ 地植えの育て方
・ゴーヤ プランターの育て方
・ゴーヤ 摘心・剪定の仕方は?
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