ゴーヤ 選び方
ゴーヤは、最近ではもう定番の夏野菜となってきています
毎年気温が上がってくると、
スーパーなどの野菜売り場にも並ぶことが多くなってきました。
ゴーヤや疲労回復し、夏バテの防止になるとされています。
夏バテを防止してくれる成分をたくさん含んでいるものは、
新鮮な良いゴーヤ、ということになります。
けれど、スーパーに並ぶゴーヤの中で、どれが新鮮か見分けがつかない!
健康のためにゴーヤは食べたいけれど、あの苦みが苦手!
という方もいるでしょう。
ここでは、新鮮なゴーヤの見分け方と、
苦みの少ないゴーヤの見分け方をご紹介します。
ゴーヤ アレルギー
熟したゴーヤと種のサラダ
ゴーヤ! 夏バテ予防のために、
夏になると常食するという方も多いのではないでしょうか。
一般的に体にとても良いとされますが、
ゴーヤでアレルギーになることはあるのでしょうか?
ゴーヤ 下ごしらえ
ゴーヤはひと昔前までは、あまりメジャーな野菜ではありませんでした。
本州や北海道まで流通するようになったのは最近のことでしょう。
テレビ放送がきっかけで人気の高まったゴーヤは、
今では夏になるとスーパーでも見かけるようになりました。
近日、ゴーヤの安売りしていたものをたくさん買ってきたり、
育てていたゴーヤがたくさん収穫できたり、
またたくさん収穫できた人からいただくこともあるかと思います。
そんな時、いきなり予備知識なしに調理すると、
ゴーヤ特有の苦みの先制パンチを受けることになります。
ゴーヤをおいしくいただくためには、下ごしらえが必要です。
また、たくさん入手した場合、下ごしらえをしてから保存することで、
調理にかかる時間が短くなったり、保存期間を伸ばすことができます。
ゴーヤ 食べすぎ
ゴーヤチャンプル、毎日でも食べたい!
ゴーヤは健康にも良いと、番組や書籍などで多く紹介されています。
確かにゴーヤには体を元気にする成分がたくさん含まれていて、
ゴーヤを常食したら夏バテにならずに済んだというような体験談もよく聞きます。
では、ゴーヤには食べても良いことばかりで、悪いことは何もないのでしょうか。
例えば、グリーンカーテンと収穫を目的としてゴーヤを育てていた場合、
家族だけでは消費できないほど育つことがあります。
こういった大収穫のとき、ゴーヤを毎日食べていたらどうなるのでしょう。
ゴーヤの食べ過ぎの短所についてご説明します。
ゴーヤ 育ちが悪い
ゴーヤを何度も育てているのに、今年だけうまく育たない! ことがあります
基本に忠実にゴーヤを育てても、育ち具合が悪く実の収穫が少ないということも。
近所と比べると、なんだか自分の家のゴーヤだけが育ちが悪い……などなど。
そういった場合、もしかすると原因は水やりや日照だけではないかもしれません。
日当たりが悪かったり、水やりが足りない、
あるいは多すぎて根腐れしているということもあるかもしれません。
他にも根詰まりを起こしているといったことも原因としては考えられます。
けれど毎年同じ育て方をしているのであれば、こういったことは起きにくくなります。
実は、何年もゴーヤを育てている場合こそ、起こる生育不良があるのです。
ここでは、そういった生育不良の原因をご説明します。
[ゴーヤ 育ちが悪い]
■育苗に注意する
家庭菜園でゴーヤを育てる時、育てる株数が少なかったりすると、
お店で苗を購入して育てる方が多いかと思います。
けれど何度もゴーヤを育てていると、種から育ててみようかなという気持ちになり、
自分で育苗した苗を定植して育てようと思うこともあります。
そういった場合、育苗した苗が不良苗となってしまい、
その後の生育に影響している可能性があります。
種から育てる時の注意点はいくつかありますが、
その中で注意が必要なのが、種を乾燥させないということです。
発芽したばかりのゴーヤは、根がまだ未発達なため、
水が切れるとすぐに萎れてしまいます。
けれど本葉が出たあたりからは、
いつも土が湿っているという状態では徒長の原因になります。
特に夜間に土が湿っていると、徒長しやすくなるので注意します。
徒長した苗はひょろひょろとしていて、その後の生育がうまくいきにくいです。
がっしりとした良い苗に育てることが、良い実を収穫するために必要なのです。
ゴーヤの種は、自己採取だけでなく、
数年ごとに販売されている種にすると安心です
■土壌消毒をする
毎年、ゴーヤを育てている場合、
だいたい同じ場所でゴーヤを育てることが多くなるかと思います。
グリーンカーテンとして育てているのなら、毎年同じ場所で育てることになるでしょう。
ゴーヤは連作障害が出にくいと言われますが、絶対に出ないのではありません。
何年も同じ場所で育てることで、センチュウ被害が起きやすくなったり、
土の中の肥料のバランスが悪くなり、生育不良になることもあります。
ゴーヤは頑健な植物ではありますが、毎年同じ場所で育てたいのであれば、
ある程度の対策はしておいて損はありません。
センチュウ予防となる植物を植える、土壌消毒をする、
土の肥料濃度をチェックしてから土作りをするなど、できることはたくさんあります。
地植えで育てている場合だけでなく、
プランターなど容器で育てている場合も同じように土に注意します。
毎年新しい培養土を購入して使っているのであれば良いのですが、
ゴーヤ栽培に使った土を再利用して使う場合は注意します。
土を再利用する時は、必ず消毒などをしてから使います。
また、培養土を使っている場合であっても、不必要なほど元肥を加える方がいます。
培養土にはすでに元肥が入っているものが多いです。
ゴーヤ栽培の場合は、栽培中は多肥にしないことが大切です。
特に栽培初期は、肥料が多すぎるとツルボケ状態になることも多く、良くありません。
肥料が多すぎて土の肥料濃度が高くなり、根が傷み生育が悪くなることもあります。
土を中和するための苦土石灰も、必要以上に土に加えると、
土がアルカリに傾いてしまいます。
古土を再利用する場合は苦土石灰を加えますが、市販されている培養土の場合は、
すでに酸度も調整されているので、苦土石灰は不要です。
ゴーヤを栽培した容器も洗っておきます
■容器も消毒する
プランターや鉢などでゴーヤを育てている場合、
毎年同じ容器を使ってゴーヤを育てているのであれば要注意です。
ゴーヤがかかりやすい病気の原因となる菌が土に含まれている場合、
その土が入っていたプランターなどにも菌が付着している可能性があります。
この菌が生き残っていると、次にまたゴーヤを育てた時に、
病気にかかる可能性が高くなります。
プランターの用土を消毒し用土再生材を加えるとともに、
ゴーヤを育てる容器も、洗って消毒しておくと良いでしょう。
■品種を確認する
ゴーヤは固定種と呼ばれる品種が多いのですが、中にはF1種もあります。
最近では家庭菜園で育てやすいようにと、
品種改良された品種の苗も簡単に購入できるようになってきました。
苗を買って育てるだけなら問題ありませんが、
種をとって翌年も栽培するとなると話が変わります。
固定種であれば、種をとって翌年にその種を使って育てれば、
親と同じものが収穫できるはずです。
ところがF1種の場合は、種をとって育てても、
親と同じ性質にはならないことが多いのです。
種の状態によっては、どれだけ注意して育てていても、
生育が悪く実があまりつかないこともあります。
種をとりたいのであれば、育てているゴーヤの品種を確認します。
販売されているゴーヤの苗についているタグに、
「F1」や「一代交雑(交配)」という記載があったら、種をとっても同じものは育ちません。
種の採取は、完熟してからが良い種が採れます
■完熟してから種を採る
育てているゴーヤから種をとり、
毎年その種を使って育てている場合、種自体が不良だと生育が悪くなります。
基本的に食べるために収穫するゴーヤの実は未熟果です。
ゴーヤは熟すと黄色くなり、最終的には裂果して中の種が見えるようになります。
完熟状態になったゴーヤは、ワタもオレンジ~赤い色に変わるため、
種の表面も赤っぽくなっています。
こうなるまで熟した実の種であれば、
しっかりと熟しているため、翌年も育てることができます。
未熟な種でも発芽して生育することもありますが、
やはり熟した種に比べると育ちが悪くなることが多いです。
種を採る時は、しっかりと熟させた種を採るようにし、
キレイに洗った後は乾燥させて保存しておきます。
採取した時には赤かった種も、
種の表面を洗ってキレイにすると、白っぽい色になります。
■参考
・ゴーヤ 地植えの育て方
・ゴーヤ プランターの育て方
・ゴーヤ 摘心・剪定の仕方は?