ゴーヤのレシピ
ゴーヤは、独特の苦みやシャキシャキとした、食感を活かすと美味しいです
ゴーヤを昔から食べていた地域には、
各地にゴーヤを使った郷土料理があります。
ゴーヤの苦みは洋食やエスニック料理にも合いますし、
御茶請けやビールのおつまみにも最適な料理にもなります。
[ゴーヤのレシピ]
■どろりあげ
九州の阿蘇地方に伝わるゴーヤの郷土料理です。
水溶き片栗粉でどろりと仕上げるのでついたのがこのレシピの名前です。
カボチャの甘みをつかってゴーヤを食べやすいように工夫しています。
・材料
ゴーヤ1本
カボチャ1/4
ちりめん雑魚適量
小麦粉大さじ2
だし汁100cc
醤油大さじ1/2
・作り方
1.ゴーヤは縦半分に切り、ワタを取り、1㎝幅に切る。
2.カボチャは1~2㎝の厚さに切る。
3.鍋にカボチャを入れ、だし汁で柔らかくなるまで煮る。
4.ゴーヤとちりめん雑魚を入れ、一煮立ちさせる。
5.醤油を加え、味を調える。水溶きの小麦粉を加え、よく混ぜ合わせる。
小麦粉に透明感が出たら火を止める。
沖縄のおやつで郷土料理です。
平たく焼くので「ヒラヤチー」という名前で呼ばれています。
シンプルですが、苦みが和らいで食べやすくなっています。
・材料
ゴーヤ2本
小麦粉200g
水300g
サラダ油適量
・作り方
1.ゴーヤは縦半分に切り、ワタを取り、薄く切る。
2.小麦粉を水で溶き、ゴーヤを加えて混ぜる。
3.フライパンに薄くサラダ油を引き、2を流しいれる。両面を弱火でじっくりと焼く。
■ゴーヤの刺身
ゴーヤのいぼの部分だけをそいで落として食べると、
強い苦みを感じることなくおいしい食感だけをいただけます。
・材料
ゴーヤ1/2本
みょうが4本
・作り方
1.ゴーヤは縦半分に切りいぼの部分だけをそぎ落とす。
2.ゴーヤを薄くスライスし、氷水にさらし、水気を切る。
3.みょうがを薄くスライスする。
4.器に盛り、ポン酢しょうゆや生姜醤油でいただく。
■ゴーヤの白和え
ゴーヤを白和えにすると、苦みを豆腐が包み込んで食べやすくなります。
ゴーヤのおいしい食感が生きています。
・材料
ゴーヤ1本
豆腐1丁
味噌大さじ1と1/2
砂糖大さじ2
ごま大さじ3
・作り方
1.豆腐を4つに切り、ペーパータオルに包み、しばらく置いて水切りをする。
2.ゴーヤは縦半分に切り、ワタを取り、薄くスライスする。
3.ゴーヤを軽く塩でもみ、水気をしぼる。
4.豆腐をボウルに入れ、味噌、砂糖、ごまを入れてよく混ぜる。
5.ゴーヤを入れてよく和える。
お料理されるのが好きなゴーヤ♪
■ゴーヤのパスタ
ゴーヤをペペロンチーノ風にアレンジすると、
ゴーヤの苦みがスパイスになって絶品です。
・材料(3人分)
ゴーヤ1/2本
スパゲティー240g
にんにく6片
鷹の爪1本
オリーブオイル適量
塩・胡椒・醤油少々
・作り方
1.ゴーヤは縦半分に切り、ワタを取り除き、薄くスライスする。
2.にんにくは薄くスライスし、鷹の爪は種を取って細かく刻む。
3.鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩大さじ1を入れ、
沸騰したらスパゲティーを所定の時間茹でる。
4.フライパンにオリーブオイルを入れ、弱火で鷹の爪を炒める。
5.にんにくを加え、きつね色になるまで炒める。
6.茹で上がったパスタとゴーヤを加え、強火で一気に炒め、
塩・胡椒・醤油で味を調える。
■ゴーヤのエスニック冷しゃぶ
豚肉と相性の良いゴーヤは、冷しゃぶに加えてもおいしくいただけます。
ナンプラーを使ったたれで、エスニック風に仕上げています。
・材料
ゴーヤ1本
豚肉(しゃぶしゃぶ用)300g
玉ねぎ1個
にんにく1片
ナンプラー大さじ1
レモン汁大さじ1
砂糖小さじ2
粉唐辛子少々
・作り方
1.玉ねぎをスライスラーで薄切りにし、水にさらす。
2.ゴーヤは縦半分に切り、ワタを取り除き、薄くスライスする。氷水にさらし、水気を切る。
3.鍋に湯を沸かし、豚肉をしゃぶしゃぶにし火が通ったら氷水に入れる。
4.ボウルにすりおろしたにんにく、ナンプラーレモン汁、砂糖、粉唐辛子を入れ、よく混ぜる。
5.水けを絞った玉ねぎ、豚肉、ゴーヤを入れ、混ぜ合わせる。
沖縄にはたくさんの美味しい食材があります
■ゴーヤチップス
ゴーヤを使った揚げたてのチップスは、
おやつにもおつまみにもなります。
ゴーヤをたくさん使うので、取れ過ぎた時におすすめです。
・材料
ゴーヤ
揚げ油
塩
・作り方
1.ゴーヤを縦半分に切り、ワタを取り、薄くスライスする。
2.ゴーヤをザルなどに広げ、4~5時間陰干しにする。
3.180度に熱した油でこんがりと揚げる。
4.揚げたてのゴーヤに塩を振る。
■ゴーヤのゼリー
ゴーヤの苦みに、黒蜜がよくある上品なデザートです。
・材料
ゴーヤ250g
粉ゼラチン10g
水3カップ
黒蜜適量
レモン汁適量
・作り方
1.ゴーヤは縦半分に切り、ワタを取り、1口大に切る。ミキサーにかけ、水分をしぼり、ジュースを取っておく。
2.鍋に水を入れて温め、粉ゼラチンを溶かす。
3.ゴーヤのジュースを入れて混ぜ、パットなどに流し、冷やし固める。
4.食べやすい大きさに切り分けて器に盛り、黒蜜とレモン汁をかけて食べる。
節成りゴーヤ 特徴と育て方
節成りゴーヤは、ゴーヤの中でもとてもお得なゴーヤです。
ゴーヤは、もともと収穫量が多いのですが、
節成りゴーヤは普通のゴーヤよりもとても多くの実をつけます。
ゴーヤでは緑のカーテンを作ることができます。
節成りゴーヤなら……、
ゴーヤの実でカーテンをつくることも夢ではありません♪
■節成りゴーヤ 特徴と育て方
1.節成りゴーヤの品種
節成りゴーヤは、苗を入手するのが、やや困難です。
栽培時期に通信販売で手に入れるか、
種を入手して自分で苗を育てる必要があります。
節成りゴーヤは何種類かありますが、
中には「節成り風」と表示している、
節成りゴーヤではない品種があるので注意が必要です。
・スーパーゴーヤ
細長い実で程よい苦みが特徴です。
・スーパーゴーヤ白
白い実がなる節成りゴーヤです。苦みがマイルドです。
・節成りゴーヤ280
丸くてずんぐりとした形のゴーヤです。肉厚でジューシーです。
・島娘
実の揃いがよく、形のよいのが特徴です。
ゴーヤが次から次になってきます♪
2.節成りゴーヤの特徴
節成りのゴーヤはたくさんの実をつけます。
1枚につき1個の実をならせるので、
ピーク時には鈴なりの状態になります。
節成りではなく、実付きのよいあばしゴーヤで、
1シーズンにとれるゴーヤの数は標準20~30個です。
節成りゴーヤでは、
1シーズンに200個の実を収穫することができます。
3.節成りゴーヤの育て方
節成りゴーヤはたくさんの実をつける分、
必要な水分や肥料は多くなります。
節成りではないゴーヤでも、
元肥や追肥、水分は他の夏野菜に比べて多く必要です。
節成りゴーヤは、夏前には元肥の効果が薄れていると考え、
追肥をはじめるとよく育ちます。
薄めた液体肥料を与えるのが最も手軽な方法です。
節成りでないゴーヤでは、2週間に一度与えます。
節成りであれば、もう少し頻度が高くても良いでしょう。
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ツルが下向きに伸びるようであれば、肥料が足りないサインです。
実に虫がついて穴を開け、食害するようであれば肥料が効きすぎています。
肥料を与える頻度を少し落とすと、もっと元気に育ちます。
■参考
ゴーヤ 地植えの育て方
アップルゴーヤ 特徴と育て方
アップルゴーヤは、
2013年ごろから市場に出回り始めた新種のゴーヤです。
色は白く、リンゴのように丸い形をしています。
新種のアップルゴーヤとは、どんなゴーヤなのでしょうか?
■アップルゴーヤ 特徴と育て方
1.アップルゴーヤの特徴
アップルゴーヤは白くて大きな実が特徴のゴーヤです。
実は人の顔くらい大きくなります。
実の重さは1㎏以上になります。
実は緑のものと白いものがあります。
実が大きいのですが、収穫量も多く、
あばしゴーヤと同じくらいの20~30個の実がなります。
苦みは薄くとてもマイルドで、一般的なゴーヤの苦みの1/10です。
これくらいの苦みであれば、
苦い野菜が苦手な子供でも生食できそうですね。
ツルの伸び方もあばしゴーヤと変わらず、3~4m伸びます。
アップルゴーヤでも緑のカーテンをつくることができます。
2.アップルゴーヤの育て方
アップルゴーヤの作り方は、
一般的なゴーヤと基本的には変わりません。
ただ、実が大きい分肥料をたくさん必要とします。
元肥と追肥は多めに施す必要があります。
堆肥には油かすや鶏糞などを使用し、熟成させておきます。
プランターでも育てることができますが、
露地栽培の方が大きく生長し、実の数も多くなります。
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実が大きくて重いため、支柱は頑丈に立てる必要があります。
本葉5~6枚で摘芯を行い、伸びてきた子ヅルを誘引していきます。
実がなり始めたら液肥を追肥として施します。
通常は2週間に1度くらいでよいのですが、
アップルゴーヤは10日に1度の割合で施していきます。
実が白く大きいので収穫し忘れる心配は少ないのですが、
完熟する前に収穫を行うのが良いです。
実を完熟させると、株が早く弱るためです。
台風がやってきたときには少し注意が必要で、
重たい実がなっていると風で飛ばされたり、
支柱が倒れる危険性があります。
台風の前にはまだ収穫時期になっていない、
実も収穫してしまいましょう。
3.アップルゴーヤの食べ方
アップルゴーヤは苦みが少なく、
サラダにしてもおいしくいただけます。
縦半分に切り、スプーンで中のワタを削り取ります。
生で味わうのであれば薄くスライスします。
炒めもの、チャンプルにすると口当たりがまろやかでおいしいです。
■参考
ゴーヤ 地植えの育て方